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最近の布陣とイレブン:4-2-3-1の骨格とテルジッチ流の変化点

2026年8月13日カテゴリ:戦術

バルベルデ最終年のビルバオは、4-2-3-1を基本形として戦いました。骨格はそのまま新監督に引き継がれる公算が大きい。ここでは前季の基本イレブン、テルジッチのプレシーズンから読み取れる方向性、そしてポジションごとの序列を図解つきで整理します。

前季の骨格:4-2-3-1

25-26のビルバオは、シモンをゴールに置き、2枚のセントラルMFの前にサンセトを立てる4-2-3-1が基本でした。両ウイングは高い位置を取り、左のニコが1対1で優位を作り、右はイニャキの走力でカウンターの脅威を残す設計です。守備では前線から人を捕まえる強度の高いプレスをかけ、ボールを持てばサイド経由で早めに前進する。これがバルベルデ晩年の型でした。

問題は、この型が「良い形で崩しても点が入らない」ままシーズンを終えたことです。チーム最多得点がリーグ10点のグルセタで、ニコは負傷続きで25試合6得点。布陣そのものより、9番と10番の得点関与が細かったのが実情です。

シモン ゴロサベル ビビアン ラポルテ ベルチチェ ハウレギサール ガラレタ イニャキ サンセト ニコ グルセタ 4-2-3-1
2025-26の基本イレブン(主力がそろった場合の想定)。負傷者や日程によりベレンゲール、パレデス、レゴらが入りました。

テルジッチのプレシーズンから読み取れること

新体制のプレシーズンは7月6日にレサマで始まり、W杯帰りの4人(ニコ、イニャキ、シモン、ラポルテ)を除く30人でスタートしました。ここまでの親善試合はセスタオ・リベルに2-0で勝利し、マルセイユには1-3で敗戦。結果より注目したいのは人選で、序列が白紙に戻ったポジションが複数あります。

ドルトムント時代のテルジッチは4-2-3-1と4-3-3を使い分け、奪ってから最短距離でゴールに向かう縦の速さを軸にしていました。ハイプレスの強度という点でバルベルデ路線と地続きなので、開幕時点で布陣が大きく変わる可能性は低いと私は考えています。変わるとすれば攻撃の中身です。サイドで詰まったときに作り直すバルベルデ型から、多少強引でも背後を狙うテルジッチ型へ。ニコとイニャキのスピードは、この変更と噛み合います。

ポジション別の序列

ポジション本命対抗・控え私のひとこと
GKシモンパディジャアギレサバラの去就次第で控えの顔ぶれが変わる
右SBゴロサベルアレソ攻撃参加の量で使い分けか
CBビビアン、ラポルテパレデス、イェライ4枚そろえばリーグ屈指の層
左SBベルチチェアダマ・ボイロ36歳と22歳。世代交代の進み具合に注目
セントラルMFハウレギサールガラレタ、レゴ、ベンセドールベスガ退団で相棒探しが今季最大の論点
トップ下サンセトベレンゲール24-25に15点取った男の復調が生命線
右WGイニャキジャロ復帰したジャロが突き上げる構図
左WGニコジャロ、セルトン不動。控えの厚みが増した
CFグルセタサノセタら若手得点力の上積みは全員の宿題
序列はプレシーズンの起用と前季の実績にもとづく私の整理です。開幕後のスタメンで答え合わせをして更新します。

開幕イレブンの予想

以上を踏まえた私の開幕予想は、トップページにも載せた「シモン/ゴロサベル・ビビアン・ラポルテ・ベルチチェ/ハウレギサール・ガラレタ/イニャキ・サンセト・ニコ/グルセタ」の4-2-3-1です。W杯帰りの3人は合流が遅れたぶんコンディションに不安があり、開幕節はラポルテやニコがベンチスタートになる展開も普通にあり得ます。その場合はパレデスとジャロが繰り上がる想定です。

参考・出典