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2026年夏の移籍市場:出て行った5人と、くすぶる3つの噂

2026年8月13日カテゴリ:移籍市場

ビルバオの移籍市場は、他クラブとはルールが違います。獲得できるのはバスク地方にルーツを持つ選手だけ。だから夏の主役は「誰を買うか」ではなく、「誰が出て行くか」と「誰を引き留めるか」です。2026年夏もその構図どおりに動いています。

ビルバオは1912年からバスク人選手のみでチームを編成する方針を貫いています。この制約を守ったまま一度も2部に落ちていないのが、このクラブが特別と呼ばれる理由です。

退団:中盤とFWの整理が進んだ

今夏に退団が確定した主な選手は5人。ベテランから若手まで、中盤と前線の顔ぶれが入れ替わりました。

選手ポジション移籍先条件・日付
ミケル・ベスガMFアルメリアフリー(8月2日)
ウナイ・ゴメスMFウディネーゼ450万ユーロ(7月8日)
ウルコ・イセタFWカディス7月11日
イボン・サンチェスMFカディス7月7日
ジョン・デ・ルイスDFキフィシア(ギリシャ)フリー(7月5日)

目を引くのはウナイ・ゴメスのウディネーゼ行きです。レサマ育ちの選手を有償で手放すのは、序列が固まったという新体制の意思表示に近い。ベスガは33歳での退団で、長くアンカーを務めた功労者がいなくなったぶん、中盤の底はハウレギサール中心の作り直しが必要になりました。

残留・契約延長:土台は守った

加えて、ロスパン先のアル・ガラファが買い取りオプション(1100万ユーロ)を行使しなかったアルバロ・ジャロが復帰しました。移籍金ではクラブ史上級の投資だった選手のやり直しの機会で、テルジッチも本人に直接「自分を信じて働き続けろ」と伝えたとジャロ自身が明かしています。

くすぶる3つの噂

1. ラポルテとバルセロナ・サウジ

W杯優勝で株を上げたラポルテには、バルセロナの関心とサウジアラビア勢の競合が報じられています。テルジッチはプレシーズン中の質問に対し、昨夏のニコ騒動を引き合いに「新しい話ではない。名前が変わっただけ」とかわしました。売却不可と明言したとまでは受け取れませんが、放出を前提にしていない口ぶりです。

2. ニコ・ウィリアムズとマンチェスター・シティ

ニコの代理人サイドの動向をマンチェスター・シティが注視していると英メディアが報じています。ただしニコは2025年夏にバルセロナ行きを蹴って長期契約を結んだばかりで、W杯決勝のアシストで市場価値はさらに上がりました。契約解除金を満額で払うクラブが現れない限り、動く理由が見当たりません。

3. アギレサバラとセビージャ

バレンシアへロスパン中のGKフレン・アギレサバラには、GK陣の再編を進めるセビージャが関心を寄せていると報じられています。シモンの控えに戻すのか、送り出すのか。GKの序列整理は今後の論点です。

獲得候補:名前が挙がる2人

補強の噂も、対象は当然バスク圏の選手に限られます。名前が出ているのはジローナのMFイバン・マルティン(ビトリア出身)と、レアル・ソシエダの18歳ウインガー、アレックス・マルチャルの2人。マルチャルは現行契約の残りが短く、ライバルクラブの有望株を直接引き抜く形になるため、成立すればダービーの火種になります。

この市場をどう受け止めるか

売上はウナイ・ゴメスの450万ユーロのみ、大型補強なし。地味に映りますが、ビルバオの夏としては健全な部類です。ラポルテとニコという2枚看板を守り切れるかどうかで、この移籍市場の評価は決まります。市場は8月末まで開いているので、動きがあれば追記します。

参考・出典